年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	130	203	215	253	623	1086	1859	2871	1468	234

脳神経内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010160xx99x00x	パーキンソン病-手術なし-処置2:なし-副病:なし	23	30.22	18.20	26.09%	75.52
010155xxxxx0xx	運動ニューロン疾患等-処置2:なし	14	15.86	13.40	0.00%	73.00
010220xxxxxxxx	その他の変性疾患	13	41.39	17.13	7.69%	75.69
010160xx99x10x	パーキンソン病-手術なし-処置2:あり-副病:なし	12	29.67	19.69	0.00%	73.33
010080xx99x0x1	脳脊髄の感染を伴う炎症-手術なし-処置2:なし-15歳以上	11	33.27	17.00	18.18%	42.09

脳神経内科ではパーキンソン病や慢性炎症性脱髄性多発神経炎などの患者さんが多くなっています。認知症については認知症ケアチームで多職種がかかわり治療にあたっています。脳梗塞の患者さんも増えてきています。

呼吸器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040xx9910xx	肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり-処置2:なし	73	2.41	3.39	1.37%	69.59
040040xx99040x	肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:４あり-副病:なし	51	14.75	9.42	0.00%	71.45
040110xxxxx0xx	間質性肺炎-処置2:なし	51	27.84	18.61	7.84%	79.06
040040xx99041x	肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:４あり-副病:あり-0	46	11.11	15.61	0.00%	73.48
040040xx9900xx	肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:なし	21	12.33	13.30	4.76%	74.90

呼吸器内科では肺がんが最も多く、化学療法を目的とした入院が最も多くなっています。次いで間質性肺炎、細菌性肺炎、気管支喘息で入院する患者が多くなっています。当院では呼吸器内科と外科が連携して診療にあたっており、診断から手術までスムーズな診察が可能となっています。肺の悪性腫瘍については、自院の平均在院日数が全国平均よりも短いが、間接性肺炎については、全国平均よりも若干長い傾向がある。

消化器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060100xx01xxxx	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	611	2.34	2.66	0.00%	66.30
060050xx97x0xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）-その他の手術あり-処置2:なし	154	11.86	10.70	1.30%	73.10
060300xx99x00x	肝硬変（胆汁性肝硬変を含む。）-手術なし-処置2:なし-副病:なし	119	7.71	11.63	0.00%	62.00
060050xx99000x	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし	114	7.75	8.65	0.00%	70.83
060050xx99040x	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）-手術なし-処置1:なし-処置2:４あり-副病:なし	102	9.66	10.15	0.00%	71.93

当院の消化器内科は胃腸疾患、胆膵疾患、肝臓疾患、炎症性腸疾患に細分化され、各々の分野で最先端の医療を提供しています。今年度の患者数は大腸良性疾患に対する内視鏡的治療例が最も多く、前年より増加傾向を認めた。次いで、肝硬変、肝・肝内胆管の悪性腫瘍の順であった。

循環器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050050xx0200xx	狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、１,２あり-処置2:なし	137	4.05	4.44	0.00%	70.05
050050xx9910xx	狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:１あり-処置2:なし	84	3.37	3.07	0.00%	71.85
050130xx9900xx	心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし	67	17.39	17.23	1.49%	81.60
050210xx97000x	徐脈性不整脈-手術あり-処置1:なし、１,３あり-処置2:なし-副病:なし	37	11.95	10.56	8.11%	81.35
050050xx9920xx	狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:２あり-処置2:なし	35	3.29	3.26	0.00%	69.14

循環器内科では狭心症、慢性虚血性心疾患に対する、カテーテル治療やカテーテル検査での入院が最も多く、次いで心不全による入院です。高齢者の心不全が増加しています。

リウマチ・膠原病内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
070560xx99x00x	重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患-手術なし-処置2:なし-副病:なし	19	15.37	15.28	0.00%	53.26
070470xx99x0xx	関節リウマチ-手術なし-処置2:なし	-	-	15.90	-	-
070470xx99x5xx	関節リウマチ-手術なし-処置2:５あり	-	-	2.62	-	-
070510xx99xxxx	痛風、関節の障害（その他）-手術なし	-	-	11.97	-	-
060270xx99x0xx	劇症肝炎、急性肝不全、急性肝炎-手術なし-処置2:なし	-	-	12.14	-	-

令和2年より病棟を開設しました。院内各科と協力して、重篤な患者さんにも対応しています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
140010x199x0xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上）-手術なし-処置2:なし	43	7.40	6.13	2.33%	0.00
060185xx99x3xx	潰瘍性大腸炎-手術なし-処置2:３あり	25	15.88	17.59	0.00%	13.12
060185xx99x0xx	潰瘍性大腸炎-手術なし-処置2:なし	17	12.47	12.71	5.88%	14.59
060180xx99x1xx	クローン病等-手術なし-処置2:１あり	13	95.92	23.87	7.69%	10.92
060130xx9900xx	食道、胃、十二指腸、他腸の炎症（その他良性疾患）-手術なし-処置1:なし-処置2:なし	-	-	7.71	-	-

小児科では、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患や、消化管ポリープ、好酸球性胃腸炎、便秘などの消化管疾患が患者数全体の約1/3を占めており、特に炎症性腸疾患の治療件数が多いことが特色となっております。また気管支炎や肺炎、気管支喘息、急性胃腸炎、各種細菌及びウィルス感染症などの急性感染症が患者数全体の約1/3を占め、残りの約1/3が川崎病・紫斑病などその他の疾患となっております。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060050xx02xxxx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）-肝切除術　部分切除等	65	12.60	15.58	0.00%	68.35
060035xx010x0x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍-結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等-処置1:なし-副病:なし	61	18.15	16.19	3.28%	70.64
040040xx97x00x	肺の悪性腫瘍-手術あり-処置2:なし-副病:なし	54	14.57	10.83	0.00%	67.46
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）-ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等	52	3.42	4.86	0.00%	69.54
060335xx02000x	胆嚢炎等-腹腔鏡下胆嚢摘出術等-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし	50	9.04	7.23	0.00%	60.08

外科では、肝切除、鼠径ヘルニア手術、結腸悪性腫瘍手術、胃悪性腫瘍手術、胆嚢摘出などが多く施行されています。腹腔鏡手術などの積極的な導入による患者の手術負担軽減や周術期管理の向上にも取り組んでいます。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
070370xx97xxxx	脊椎骨粗鬆症-その他の手術あり	36	33.83	22.83	33.33%	82.89
160610xx01xxxx	四肢筋腱損傷-靱帯断裂形成手術等	15	77.60	17.59	0.00%	67.53
070160xx01xxxx	上肢末梢神経麻痺-手根管開放手術等	12	14.33	4.67	0.00%	65.92
070230xx01xxxx	膝関節症（変形性を含む。）-人工関節再置換術等	12	29.08	23.36	0.00%	73.83
070370xx99xxxx	脊椎骨粗鬆症-手術なし	12	38.42	21.71	41.67%	85.75

整形外科は関節外科中心の診療を行っています。高齢化に伴い骨粗鬆症を合併した骨折例の手術が増加し、大腿骨や前腕の骨折の手術症例の割合が高く、また手根管症候群に対する手根管開放術や、腱板断裂に対する腱板縫合術が多くなっています。包括ケア病棟を使用し、手術からリハビリまで当院で完遂するため、在院日数が長くなっていますが、その分転院率は少ないです。

心臓血管外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050170xx03000x	閉塞性動脈疾患-動脈塞栓除去術　その他のもの（観血的なもの）等-処置1:なし、１あり-処置2:なし-副病:なし	19	5.84	5.43	5.26%	71.63
050170xx02010x	閉塞性動脈疾患-動脈形成術、吻合術　指（手、足）の動脈等-処置1:なし、１あり-処置2:あり-副病:なし	14	24.93	22.70	7.14%	70.57
050170xx0221xx	閉塞性動脈疾患-動脈形成術、吻合術　指（手、足）の動脈等-処置1:２あり-処置2:あり	12	96.83	65.85	58.33%	70.42
050163xx03x1xx	非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤-ステントグラフト内挿術-処置2:１あり	11	14.55	15.88	0.00%	75.45
050180xx02xxxx	静脈・リンパ管疾患-下肢静脈瘤手術等	-	-	2.74	-	-

心臓血管外科では下肢閉塞性動脈硬化症、特に重症虚血肢の治療を目的として入院される患者が多くなっています。腹部大動脈瘤、腸骨動脈瘤に対する低侵襲治療はもとより、腎動脈再建が必要な高難易度例に対する開腹術も確実に施行可能であり、動脈瘤治療数も増加しています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

産婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
12002xxx99x40x	子宮頸・体部の悪性腫瘍-手術なし-処置2:４あり-副病:なし	82	4.07	4.44	1.22%	65.41
120010xx99x50x	卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍-手術なし-処置2:５あり-副病:なし	73	5.14	4.34	0.00%	64.45
12002xxx02x0xx	子宮頸・体部の悪性腫瘍-子宮頸部（腟部）切除術等-処置2:なし	50	3.56	3.11	0.00%	41.04
120010xx99x70x	卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍-手術なし-処置2:７あり-副病:なし	46	3.74	4.24	0.00%	50.35
120060xx01xxxx	子宮の良性腫瘍-子宮全摘術等	38	9.92	9.57	0.00%	45.95

産婦人科では良性疾患での腹腔鏡手術が多数実施されています。開腹手術に比べて、腹腔鏡手術の件数が優位になっています。また、がん拠点病院であることから、悪性腫瘍の化学療法での入院や子宮頸癌（初期）の手術入院が多くなっています。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
020110xx97xxx0	白内障、水晶体の疾患-手術あり-片眼	123	3.47	2.76	0.00%	70.53
020110xx97xxx1	白内障、水晶体の疾患-手術あり-両眼	74	6.43	4.95	0.00%	75.64
020160xx97xxx0	網膜剥離-手術あり-片眼	12	8.92	8.97	0.00%	62.58
020280xx97xxxx	角膜の障害-手術あり	11	9.73	9.28	0.00%	64.91
020200xx9710xx	黄斑、後極変性-手術あり-処置1:あり-処置2:なし	-	-	6.49	-	-

網膜硝子体疾患を特に専門的に診療しています。最新の手術装置を用いて治療にあたっています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

耳鼻咽喉科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
030350xxxxxxxx	慢性副鼻腔炎	85	6.73	6.71	1.18%	52.79
030150xx97xxxx	耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍-手術あり	15	7.87	7.20	0.00%	62.07
100020xx010xxx	甲状腺の悪性腫瘍-甲状腺悪性腫瘍手術　切除（頸部外側区域郭清を伴わないもの）等-処置1:なし	13	7.54	8.50	0.00%	63.85
030400xx99xxxx	前庭機能障害-手術なし	12	5.00	4.94	0.00%	62.50
030340xxxxxxxx	血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎＜鼻アレルギー＞	11	7.09	5.86	0.00%	37.09

鼻副鼻腔手術の他甲状腺手術にも取り組んでいます。

放射線科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110280xx03x0xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全-内シャント血栓除去術等-処置2:なし	53	2.00	4.51	0.00%	68.17
130030xx97x00x	非ホジキンリンパ腫-手術あり-処置2:なし-副病:なし	17	2.00	8.20	0.00%	67.47
090010xx99x2xx	乳房の悪性腫瘍-手術なし-処置2:２あり	11	31.91	28.74	9.09%	63.36
100180xx991xxx	副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍-手術なし-処置1:あり	-	-	3.73	-	-
130030xx99x2xx	非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置2:２あり	-	-	26.51	-	-

透析シャント拡張術などの処置や検査目的での入院が多くなっております。また、乳癌術後照射は原則外来で行っておりますが遠方の方は入院の上、治療を行うことがあります。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

皮膚科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
080010xxxx0xxx	膿皮症-処置1:なし	32	10.25	12.87	0.00%	62.44
080007xx010xxx	皮膚の良性新生物-皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等-処置1:なし	17	3.35	4.06	0.00%	57.65
080020xxxxxxxx	帯状疱疹	17	7.71	9.12	0.00%	72.59
080090xxxxxxxx	紅斑症	-	-	10.48	-	-
080006xx01x0xx	皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）-皮膚悪性腫瘍切除術等-処置2:なし	-	-	7.71	-	-

皮膚科で多い手術「皮膚、皮下腫瘍摘出術」は、脂肪腫、粉瘤、母斑、脂漏性角化症など良性の腫瘍を摘出するものです。入院期間は全身麻酔の場合５日程度、局所麻酔の場合は２、３日となっています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110080xx991xxx	前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり	59	3.36	2.54	0.00%	69.88
110070xx03x0xx	膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術-処置2:なし	53	7.26	7.13	0.00%	73.06
11012xxx020x0x	上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-処置1:なし-副病:なし	39	6.46	5.67	0.00%	66.74
110070xx99x20x	膀胱腫瘍-手術なし-処置2:２あり-副病:なし	27	3.63	9.96	0.00%	74.44
110200xx02xxxx	前立腺肥大症等-経尿道的前立腺手術等	19	9.53	8.52	0.00%	74.79

泌尿器科における悪性疾患では、前立腺がんと膀胱がんの入院治療が多く手術はもとより抗がん化学療法や分子標的治療も増加しています。良性疾患では、尿路結石症の治療が多くなっています。

糖尿病内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
10007xxxxxx1xx	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）-処置2:１あり	16	27.75	14.60	6.25%	71.88
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症-手術なし	-	-	13.00	-	-
0400801499x001	肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上）-手術なし-処置2:なし-副病:なし-A-DROP スコア1	-	-	13.93	-	-
060380xxxxx01x	ウイルス性腸炎-処置1:0-処置2:なし-副病:あり-0	-	-	8.84	-	-
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし	-	-	20.51	-	-

当科における特徴は、糖尿病の治療と共にフットケアや透析予防・栄養指導などを多く実施していることです。糖尿病内科の入院では、血糖コントロールの教育入院や糖尿病合併症の悪化による入院が多くを占めます。糖尿病専門医が４名おり２型糖尿病の糖尿病患者だけでなく、１型糖尿病や肝疾患や膵疾患に伴う多くの病型の糖尿病を診療しております。
※患者数は地域包括ケア病棟を除く
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

血液内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
130030xx99x5xx	非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置2:５あり	68	17.41	20.27	1.47%	74.66
130030xx97x50x	非ホジキンリンパ腫-手術あり-処置2:５あり-副病:なし	45	27.00	31.90	4.44%	77.71
130060xx97x40x	骨髄異形成症候群-手術あり-処置2:４あり-副病:なし	40	20.28	18.98	0.00%	81.60
130060xx99x4xx	骨髄異形成症候群-手術なし-処置2:４あり	34	12.53	10.18	0.00%	78.18
130030xx99x6xx	非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置2:６あり	25	15.88	14.15	0.00%	73.00

血液内科では非ホジキンリンパ種の患者が最も多く、化学療法を中心とした治療を行っています。さらに北大血液内科と連携して自家末梢血幹細胞移植も行っています。他に骨髄異形性症候群、多発性骨髄腫、急性白血病などの血液悪性疾患の化学療法も行っており、再生不良性貧血、突発性血小板減少性紫斑病、溶血性貧血などの疾患にも対応しています。

化学療法内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060035xx99x6xx	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍-手術なし-処置2:６あり	25	7.88	4.51	0.00%	70.20
060035xx99x0xx	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍-手術なし-処置2:なし	11	10.64	8.33	0.00%	66.36
060035xx99x5xx	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍-手術なし-処置2:５あり	11	6.36	4.42	0.00%	62.45
060040xx99x6xx	直腸肛門（直腸Ｓ状部から肛門）の悪性腫瘍-手術なし-処置2:６あり	11	6.09	4.48	0.00%	62.36
060020xx99x5xx	胃の悪性腫瘍-手術なし-処置2:５あり	10	9.50	7.00	0.00%	65.50

化学療法内科ではがんに罹患した患者さんの全身化学療法を担当しております。消化管原発の悪性疾患の患者さんが多く、他に原発不明癌がん、肉腫など比較的稀な悪性疾患の化学療法も行なっています。消化器内科や外科、さらに他職種とチームを組んで全人的医療を目指した質の高い医療の提供ができるよう努力しております。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	23	-	13	-	72	98	1	8
大腸癌	37	30	34	23	133	191	2	9
乳癌	17	18	-	-	-	50	1	8
肺癌	20	10	14	22	69	250	1	8
肝癌	22	43	19	11	36	480	2	6

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	-	-	-
中等症	51	24.88	81.29
重症	-	-	-
超重症	-	-	-
不明	-	-	-

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	13	25.00	77.62	25.00%
その他	-	-	-	-

脳神経内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	10	43.30	28.90	20.00%	82.70
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む）	-	-	-	-	-
K386	気管切開術	-	-	-	-	-
K4211	口唇腫瘍摘出術（粘液嚢胞摘出術）	-	-	-	-	-
K502-4	拡大胸腺摘出術	-	-	-	-	-

超高齢化社会を反映していて、ＣＶポートの留置や胃瘻の増設を行って退院される患者さんが増えてきています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

呼吸器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	17	7.77	16.41	0.00%	74.41
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	11	36.00	34.91	63.64%	84.00
K6151	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（止血術）	-	-	-	-	-
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他）	-	-	-	-	-
K513-4	胸腔鏡下肺縫縮術	-	-	-	-	-

呼吸器内科の入院患者には化学療法を行う方が多く、植込型カテーテルを挿入し患者へのリスクを最小限として安全面を考慮し化学療法を施行しています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

消化器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	587	0.34	1.09	0.00%	66.55
K6152	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術）	140	2.73	9.33	2.14%	73.81
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	130	4.26	10.10	1.54%	71.69
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍胃粘膜）	92	1.05	6.51	0.00%	72.78
K721-4	早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術	84	1.39	5.74	0.00%	65.73

内視鏡的に大腸ポリープ切除を最も多く実施し、近年は粘膜下層剥離術（ESD）が増加している。症例数は道内トップクラスである。今年度は、この他に多発・進行肝がんに対する肝動脈塞栓術施行例、胆道系へのステント留置例が多かった。

循環器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他）	79	1.92	1.76	0.00%	69.85
K5463	経皮的冠動脈形成術（その他）	33	1.49	1.52	0.00%	70.97
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	21	2.81	3.48	0.00%	74.76
K5972	ペースメーカー移植術（経静脈電極）	19	3.53	11.26	15.79%	80.21
K597-2	ペースメーカー交換術	19	2.95	7.90	0.00%	83.21

虚血性心疾患に対するカテーテル治療が最も多く、ペースメーカ植え込み・交換、末梢動脈のカテーテル治療と続きます。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	86	4.74	4.76	0.00%	60.69
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	55	4.49	11.35	1.82%	71.00
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） etc.	39	2.39	6.15	0.00%	66.77
K740-22	腹腔鏡下直腸切除・切断術（低位前方切除術） etc.	33	7.00	23.64	0.00%	67.42
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	28	1.25	1.43	0.00%	67.46

外科では、患者の手術負担軽減に力を入れ、胆嚢摘出や結腸・直腸悪性腫瘍手術、胃悪性腫瘍手術などに腹腔鏡手術を多く導入しています。また手術のみならず化学療法にも力を入れており、安全に実施・継続できるよう埋込型カテーテル設置も多く施行しています。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0461	骨折観血的手術（大腿） etc.	19	3.47	28.74	42.11%	79.53
K0483	骨内異物（挿入物を含む）除去術（前腕） etc.	13	1.00	3.54	0.00%	56.31
K0821	人工関節置換術（膝）	12	1.67	27.75	0.00%	75.17
K0462	骨折観血的手術（下腿） etc.	10	4.00	25.00	0.00%	63.80
K0731	関節内骨折観血的手術（股） etc.	-	-	-	-	-

変性疾患は、変形性膝関節症に対する人工関節置換術や、腱板断裂に対する手術、手根管症候群に対する手根管開放術が多いが、腱板断裂では、鏡視下手術や観血的腱板断裂縫合術や腱移行術など手術術式が多く、また手根管開放術も直視下と鏡視下手術を行っている。外傷では大腿骨近位端骨折に対する観血的手術が多いが、橈骨遠位端骨折に対する手術も、前腕骨骨折観血的手術や手関節内骨折手術、鏡視下手術と種類が多い。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

心臓血管外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	31	4.42	8.65	9.68%	73.84
K6145	血管移植術、バイパス移植術（下腿、足部動脈）	17	11.29	72.18	35.29%	69.41
K5612ﾛ	ステントグラフト内挿術（腹部大動脈）	-	-	-	-	-
K6146	血管移植術、バイパス移植術（膝窩動脈）	-	-	-	-	-
K6147	血管移植術、バイパス移植術（その他の動脈）	-	-	-	-	-

閉塞性動脈硬化症による重症虚血肢を扱うことが多いため、血管拡張術、下腿・足部動脈へのバイパス手術が多くなっています。難治性潰瘍を有するような症例であっても、血管内治療や自家静脈を用いた足関節以下への末梢バイパス、それらを合わせたハイブリッド治療などで切断を回避し、救肢を目指しています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

産婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K877	子宮全摘術	49	2.06	7.53	0.00%	48.04
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	42	2.14	17.31	0.00%	63.62
K889	子宮附属器悪性腫瘍手術（両側）	27	3.07	8.52	0.00%	60.89
K867	子宮頸部（腟部）切除術	26	1.08	1.92	0.00%	46.58
K8881	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（開腹）	25	1.76	7.04	0.00%	46.04

全体として腹腔鏡・子宮鏡などの鏡視下手術の件数が増加しています。的確に症例により術式を選択することによって、安定した術後退院日数となっています。

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入）（その他）	197	0.60	3.16	0.00%	72.70
K2801	硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む）	21	0.86	6.05	0.00%	64.24
K259	角膜移植術	11	1.09	8.46	0.00%	63.45
K2802	硝子体茎顕微鏡下離断術（その他）	-	-	-	-	-
K2683	緑内障手術（濾過手術）	-	-	-	-	-

網膜硝子体疾患を特に専門的に診療しています。最新の手術装置を用いて治療にあたっています
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

耳鼻咽喉科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K340-6	内視鏡下鼻・副鼻腔手術４型（汎副鼻腔手術）	44	1.09	5.32	2.27%	53.77
K340-5	内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術）	42	0.95	4.31	0.00%	53.07
K4631	甲状腺悪性腫瘍手術（切除）（頸部外側区域郭清を伴わない）	11	1.00	5.46	0.00%	64.09
K347-5	内視鏡下鼻腔手術１型（下鼻甲介手術）	-	-	-	-	-
K3772	口蓋扁桃手術（摘出）	-	-	-	-	-

鼻副鼻腔、咽頭手術の他甲状腺腫瘍にも対応しています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

放射線科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K616-41	経皮的シャント拡張術・血栓除去術（初回）	44	0.00	1.00	0.00%	67.73
K616-42	経皮的シャント拡張術・血栓除去術（１の実施後３月以内に実施）	10	0.00	1.00	0.00%	71.20
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他）	-	-	-	-	-
K616-5	経皮的血管内異物除去術	-	-	-	-	-
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	-	-	-	-	-

当科入院で行う処置としては透析シャント狭窄・閉塞に対する拡張術が一番多い処置となっています。通常入院は１泊２日です。その他ＣＶポート設置も原則１泊２日の入院で行っています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8036ｲ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用）	61	1.59	4.85	0.00%	72.70
K6121ｲ	末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）（単純）	27	7.30	13.22	7.41%	71.96
K7812	経尿道的尿路結石除去術（その他）	18	1.89	2.72	0.00%	60.61
K7811	経尿道的尿路結石除去術（レーザー）	17	4.94	3.29	0.00%	71.24
K841-5	経尿道的前立腺核出術	17	2.18	6.41	0.00%	74.12

泌尿器科では従来より膀胱がんに対する経尿道的手術が最も多く、次いで尿路結石の早期解決を目的に経尿道的手術が増加傾向です。また最近は、前立腺肥大症に対する核出術にも力を入れており、良好な結果を得ています。

血液内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	57	4.88	24.61	5.26%	73.54
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	-	-	-	-	-
K9212ﾛ	造血幹細胞採取（末梢血幹細胞採取）（自家移植）	-	-	-	-	-
K300	鼓膜切開術	-	-	-	-	-
K347-4	内視鏡下鼻中隔手術２型（粘膜手術）	-	-	-	-	-

抗がん剤治療を安全に行うために抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置をすることが多く、自家移植症例も徐々に増えています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

化学療法内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	17	1.71	11.41	0.00%	69.12
K534-3	胸腔鏡下（腹腔鏡下を含む）横隔膜縫合術	-	-	-	-	-
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	-	-	-	-	-
K726	人工肛門造設術	-	-	-	-	-

化学療法内科では、抗がん剤治療導入にあたって安全確実に治療薬を投与する目的で植込型カテーテルの造設を行なっております。また、終末期患者さんの症状緩和目的に胸水腹水濾過再静注療法を積極的に取り入れています。
※集計条件に則り、患者数が１０件未満の項目の数値は平均在院日数（全国）以外「－（ハイフン）」の表示となります。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	-	-
180010	敗血症	同一	-	-
180010	敗血症	異なる	-	-
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	10	0.11%
180040	手術・処置等の合併症	異なる	-	-

令和２年度 JA北海道厚生連 札幌厚生病院 病院指標

令和２年度 JA北海道厚生連　札幌厚生病院病院指標