小児科
科の概要
当院小児科は、小児科学会の専門医研修支援施設で、現在12名の小児科常勤医がおり、そのうちの8名は小児科学会が認定する小児科専門医である。小児科の外来は1日平均100名であり、午前中を一般外来、午後を循環器、喘息、神経疾患、乳幼児健診、予防接種などの特殊外来に当てている。また、2003年 10月からは、小児救急医療拠点病院として、道北地区の小児救急に多大な貢献をし、小児救急医療に関わる資格(PALS instractor provider)を有しているスタッフも7名いる。
2006年4月から入院病棟は小児科患者が36床、外科系の小児5床の計41床として稼動している。NICUも2006年春から12床となり、 GCUの16床と合わせて28床という大規模なものになった。一般小児科病棟の年間入院数は1,500〜1,600名であり、入院患者の90%は気管支炎、肺炎、胃腸炎などの感染症患者、気管支喘息、痙攣性疾患といった急性疾患が占めている。また、長期療養が必要な腎疾患、血液疾患患者も決して少なくない。
NICUは、毎年300名ほどの入院があり、そのうち30名ほどは出生体重1,500グラム未満の児である。北は稚内、東は紋別、南は岩見沢、西は羽幌までの広範な道北地域を診療圏としている。新生児救急車を保有しているので、旭川市内はもとより診療圏内なら児を迎えに行って搬送してきている。12名の小児科医が研修医の指導にあたるが、それぞれが新生児、循環器、感染症、神経・精神などと異なった分野を専攻しているので旭川厚生病院小児科の研修は、広い範囲の小児疾患を実際に診療できる上に、さらに細分化された専門について、学会・論文発表を含めた指導を受けることができる。
2006年4月から入院病棟は小児科患者が36床、外科系の小児5床の計41床として稼動している。NICUも2006年春から12床となり、 GCUの16床と合わせて28床という大規模なものになった。一般小児科病棟の年間入院数は1,500〜1,600名であり、入院患者の90%は気管支炎、肺炎、胃腸炎などの感染症患者、気管支喘息、痙攣性疾患といった急性疾患が占めている。また、長期療養が必要な腎疾患、血液疾患患者も決して少なくない。
NICUは、毎年300名ほどの入院があり、そのうち30名ほどは出生体重1,500グラム未満の児である。北は稚内、東は紋別、南は岩見沢、西は羽幌までの広範な道北地域を診療圏としている。新生児救急車を保有しているので、旭川市内はもとより診療圏内なら児を迎えに行って搬送してきている。12名の小児科医が研修医の指導にあたるが、それぞれが新生児、循環器、感染症、神経・精神などと異なった分野を専攻しているので旭川厚生病院小児科の研修は、広い範囲の小児疾患を実際に診療できる上に、さらに細分化された専門について、学会・論文発表を含めた指導を受けることができる。
研修内容
主に以下の事項について指導医のもとで患者の主治医として研修する。
小児科
- 各年齢の特徴の理解とそれに基づく病歴、理学的所見の取り方
- 病歴、理学的所見から鑑別診断、適切な検査の選択
- 採血、血管確保、腰椎穿刺など基本的手技
- 胃腸炎、肺炎、喘息発作など小児で多い急性疾患の適切な治療方法
- 気管内挿管など小児の心肺蘇生技術
- 痙攣重積、腸重積、などの救急疾患の適切な対応
NICU
- 正常新生児の生理を把握し、保温・栄養・感染防止などの適切な処置
- 低出生体重児の特徴とそれから発生する病態の把握
- 仮死、呼吸障害の児に対する適切な治療
- 新生児の採血、血管確保、腰椎穿刺、気管内挿管など基本的手技の取得