皮膚科
科の概要
現在、常勤皮膚科医3名で1日平均外来患者数127人、入院患者8〜10人の診療にあたっている。患者数は多すぎるかもしれないが、旭川市および道北地方では入院治療可能な皮膚科が限られていることもあり、他施設で診断不能あるいは治療困難な症例が集積してくるためいたしかたない面がある。対象疾患は皮膚科領域全てであるのは当然のことながら、特に乾癬に代表される炎症性角化性疾患、アトピー性皮膚炎等のアレルギー性皮膚疾患、自己免疫性水疱症、膠原病関連疾患などの重症例や難治症例には積極的に取り組んでおり、旭川のみならず道北地方の広い範囲から数多くの患者が当科で治療を受けている。
皮膚科診療(特に診断面において)は臨床像と病理組織像の両者を総合あるいは対比していく作業が不可欠である。当科では全症例の皮膚病理組織像の詳細な検討を行っており、このことから重要な所見が得られることも多い。その結果、学会発表および論文発表すべき貴重な症例が多数存在することも当科の特徴のひとつとしてあげられる。尚、当科は道内で唯一、大学以外で主研修施設の基準をクリアしている皮膚科診療科である。また、道北で唯一の東洋医学学会認定研修施設病院でもある。
皮膚科診療(特に診断面において)は臨床像と病理組織像の両者を総合あるいは対比していく作業が不可欠である。当科では全症例の皮膚病理組織像の詳細な検討を行っており、このことから重要な所見が得られることも多い。その結果、学会発表および論文発表すべき貴重な症例が多数存在することも当科の特徴のひとつとしてあげられる。尚、当科は道内で唯一、大学以外で主研修施設の基準をクリアしている皮膚科診療科である。また、道北で唯一の東洋医学学会認定研修施設病院でもある。
研修内容
以下の5項目を中心に研修する。
発疹学
発疹を正確に把握し客観的表現で記載する皮膚科学の基礎である。
検査法
皮膚科学に特有な検査としては、真菌検査、皮膚アレルギー検査(貼布試験など)、光線過敏性試験などがある。その他、各種自己抗体、IgE RAST値などの理解も必要である。
病理組織学的検査
皮膚生検の採取方法から病理組織学的診断、また蛍光抗体法、免疫組織化学的方法の理解も必要である。
治療法
外用剤の種類と適応、内服薬(抗ヒスタミン剤、抗生物質、ステロイド、シクロスポリン、チガソンなど)、紫外線療法の使用法および適応などの修得が要求される。同時にこれらの副作用も熟知する。
手術
皮膚外科の手技を習得する。
カンファレンス等
- 症例検討会:週1回