地域医療科
科の概要
従来より北海道厚生連は、北海道を三地区に分け、札幌厚生病院・帯広厚生病院・それに当院の三基地によって、北海道の農業従事者の健康を守る体制を作ってきたが、当院は北空知地区・上川管内・留萌管内・宗谷管内の基地として主に検診活動を展開し、検診をメディアとしてそれら地域の各医療機関と連携を図ってきた。また、厚生連内部においても、この三基地以外に全道的に13の医療機関を持っているが、それら厚生連医療機関を分布毎に3つのブロックに編成され、前記三総合病院がそれぞれ中核となって、主に人的交流を中心に機能することになった。そこで、厚生連内外を問わず地域医療機関のニードに対応する専門的担当科の設置が望まれること、当院の訪問看護ステーションの機能を高めるため院外活動における各診療科間の調整、また、プライマリ医希望研修医の地域保健・医療の教育及び海外からの研修医の研修を円滑に実施させるために所属科の必要性があることなどから、平成8年3月より正式科として発足した。
研修内容
- 身体疾患を幅広く診る
- 疾病予防、健康教育を心がける
- 包括的地域医療の在り方を教育する
- 当院訪問看護師と共に在宅医療についての実践
- 2年次以降、厚生連内の当院ブロック地域医療機関において実際に地域医療にあたり、その問題点を探る
- それら活動を通して病診連携のあり方について研修を行う
カンファレンス等
- 内科カンファレンス
- 各科との合同カンファレンス