皮膚科
概要
皮膚科学は眼で診て解る視診学、形態学であると同時に、皮膚の変化(その発症から治療効果)は、患者の眼から見ても解る特色を持つ。
患者は老若男女問わず幅広く 臨機応変な対応も必要であり、かつ対象疾患が内科から外科的疾患まで多様であるため、様々な知識と治療法、手技を習得する必要がある。
当科研修の目的は、common skin diseaseを中心に、より実際的、実践的な皮膚科学を身につける事である。
患者は老若男女問わず幅広く 臨機応変な対応も必要であり、かつ対象疾患が内科から外科的疾患まで多様であるため、様々な知識と治療法、手技を習得する必要がある。
当科研修の目的は、common skin diseaseを中心に、より実際的、実践的な皮膚科学を身につける事である。
研修内容
(1)皮膚疾患を理解するべく基礎知識:皮膚の構造とその役割、皮疹の鑑別等、疾患の理解と治療に繋がる知識の習得
(2)common skin diseaseの診断、理解:アトピーなどの湿疹皮膚炎群、白癬症や蜂か織炎、帯状疱疹等の真菌、細菌、ウイルスの感染症など 外来でみられる頻度の高い疾患を中心に、その診断と患者への説明、治療方針の立て方や患者との接し方を習得する。
(3)薬剤による皮膚症状:所謂 薬疹の診断と治療、或いは薬剤漏出による皮膚障害の治療法を習得する。
(4)膠原病の皮膚症状の理解、他科との連携:SLE,皮膚筋炎等、皮膚症状から診断に至る事があり、各疾患の特徴的皮疹を理解し、関連科との迅速な連携を行う。
(5)入院患者の治療、コミュニケーションの習得:皮膚科入院患者はアトピーから皮膚悪性腫瘍まで多彩で皮膚症状のため精神的苦痛を伴う事も多く、全身管理や薬物療法の他に精神的ケアも必要であり、患者とのコミュニケーションの重要性を理解。
(6)皮膚科的検査:真菌検査や金属、薬剤などのパッチテスト、皮膚病理検査の為の皮膚生検の習得。
(7)皮膚科的治療:外用療法を中心にその副作用の理解(ステロイド剤、免疫抑制剤、抗真菌剤、エトレチネート等)。
(8)皮膚外科:単純切除術、植皮術、皮弁形成術を中心に技術を習得。
(9)皮膚病理組織学:皮膚生検や手術検体についての病理組織学の習得。