ご挨拶
院長挨拶
JA北海道厚生連 遠軽厚生病院 稲葉 聡
関係者の皆様、平素より遠軽厚生病院へのご協力ご支援をいただき、心から感謝申し上げます。当院は、遠紋地区約7万人の地域医療を担って参りました。しかしながら病院の診療のみで医療が完結することはなく、地域医療連携が不可欠であることは言うまでもありません。
地域医療とは、病院など医療機関での疾患の治療やケアにとどまらない概念であり、医師および医療従事者は、地域住民全体の幸福を常に考えながら医療活動を行うことが求められます。地域の住民にも働きかけながら、病気の治療にとどまらず、リハビリテーション、住宅療養のサポート、介護施設との連携、地域で暮らす高齢者・障害者の支援、妊婦の保健指導や相談、子育ての支援なども行われます。
地域医療連携室はその中核を担い、今後その必要性・重要性はますます高まっていくものと思われます。当初は当院からの他院への紹介がスムーズに行われるよう開始した業務でしたが、今では病院相互間の外来患者さんの紹介受診・検査依頼・入院患者さんの転院、地域の介護施設や自治体関係機関との連携等を日々行っており、地域医療連携の一翼を担っております。
これからも当院の病院機能に応じた診療を積極的に行いながら、この地域の広域性や他地域より進む超高齢化に対応しながら、遠紋地区住民の健康を守っていけるよう更なる努力を続けていきたいと思っています。関係各位の皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。