肺ドック(オプション検査)のおすすめ
より早期の肺がん発見のために
マルチディテクターCTによる肺ドックとは
令和3年の厚生労働省の報告では、日本における“がん”による死亡者数のうち、肺がんによる死亡率は男性で第1位、女性で第2位でした。
この肺ドックは従来の胸部X線撮影では見つかりにくいとされている疾患も、マルチディテクタ-CT(CTの最新型)と併用することでより微細な疾患が発見される確率が高くなることから、近年急増している肺がんの早期発見、早期治療を目的としています。
加えて従来より低い線量での撮影が可能となり、安全性においても向上がみられます。
この肺ドックは従来の胸部X線撮影では見つかりにくいとされている疾患も、マルチディテクタ-CT(CTの最新型)と併用することでより微細な疾患が発見される確率が高くなることから、近年急増している肺がんの早期発見、早期治療を目的としています。
加えて従来より低い線量での撮影が可能となり、安全性においても向上がみられます。
当院のマルチディテクターCTの特徴
- CT(輪切りの画像)の最新型で、「より早く、より細かく」 撮影することが可能となり、検査時の負担が軽減されました。
- 胸部X線写真ではわかりにくい心臓の腹側、背中側などの診断に特に有効です(下の画像を参照ください)。
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X線写真では描出しにくい、背中側の胸壁に接した小さな腫瘤です。
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肺気腫のCT画像です。 赤丸の部分は心臓の背中側でX線写真では描出しにくい部位になります。
こんな方にお勧めです
- 40歳以上の喫煙者
- 喫煙指数が400以上の方
(喫煙指数=1日の喫煙本数×年数)
1日20本喫煙し、30年間吸い続けると
20(本)×30(年間)=600で「喫煙指数600」となります
1日20本喫煙し、30年間吸い続けると
20(本)×30(年間)=600で「喫煙指数600」となります
- 咳や痰、胸痛が1ヶ月以上続いたり、血痰のでる方
- 50歳以上の方
- 両親や兄弟姉妹にがんの人がいる
- 胸部X線写真で異常があると言われたことがある
- 粉塵・アスベスト環境下での作業歴がある
- 重クロム酸・石綿・ピッチ取り扱い業者
検査項目
- マルチディテクターCT検査
- 喀痰細胞診(3回法)
喫煙されていた方は、太い気管支にCTでは見えないようながん(扁平上皮がん)ができることがあります。この発見に有効なのが喀痰細胞診です。 - 腫瘍マーカー(希望者のみ)
体内に腫瘍ができると血液中に正常ではみられない特殊な物質が出現します。
この物質が『腫瘍マーカー』です。
基準値以上の結果が出たときは、がんが疑われることとなります。
検査結果について
- 2~3週間ほど後に文書にてお知らせします
検診項目と料金、お申し込みについて
- 検診項目:胸部マルチディテクタ-CT、喀痰細胞診
- 料金:12,100円(税込)
人間ドックのお申し込み
JA北海道厚生連 網走厚生病院 健康推進課
電話(代)0152-43-3157
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