乳がん検診(オプション検査)のおすすめ
より早期の乳がん発見のために
乳がん検診におけるマンモグラフィ検査とは
乳房X線撮影システム(マンモグラフィ)とは、乳がんの代表的な画像診断法で、乳房専用のX線検査のことです。マンモグラフィは、触診では発見できない小さなしこりや、しこりになる前の石灰化した微細な乳がんの発見に威力を発揮する検査法で、乳がんの早期発見に欠かすことのできないものです。
現在、日本人女性のかかるがんの第1位は乳がんです。年間約9万7千人がかかり、約1万5千人が死亡しています。死亡率が減少している欧米では検診受診率が70%を超えているのに対して、日本の受診率は40%台と低く、乳がんの死亡率低下のためには、少しでも多くの方に検診を受診して頂く必要があり、厚生労働省も受診率上昇に向け普及活動を強化しています。
特に乳がんにおける検診の役割は、死亡率を低下させるだけではなく乳房温存なQOL(生活の質)の観点からも、仕事や子育てといった生活基盤を守る意味からも重要と言えます。”私だけは大丈夫”などと思わずに定期的な受診をお勧めします。
当院のマンモグラフィの特徴
- 当院では最新鋭の乳房X線撮影システムを導入しました。この機器は従来に比べて、より小さな乳がんを低い線量で写し出すことが可能となりました。
- マンモグラフィの撮影は非常に高度な技術を要します。当院では撮影認定技師を中心に撮影をおこなっています。
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当院のマンモグラフィ装置
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実際のマンモグラフィ
こんな方におすすめです
- 40歳以上の方
- 初産年齢が30歳以上の方(出産経験がない方を含む)
- 閉経年齢が55歳以降の方
- 標準体重より20%以上太っている方
- 乳腺症になったことがある方
- 乳がんになったことがある方
- 家族に乳がんになった人がいる方
検査結果について
- 外科医によるマンモグラフィの読影後、2~3週間ほど後に結果をお知らせします
受診者の方からの質問コーナー
- 何故、圧迫をしながら撮影するのですか?
→乳房は厚みがあるので、そのまま撮影をした際には、実際に腫瘍があっても、乳腺や脂肪などの重なりで、写し出されないことがあるため圧迫をしながら撮影します。また圧迫をすることにより放射線の量を減らす効果もあります。
圧迫の圧力は一定以上かからないように設計されていますが、痛みが強い方や炎症や外傷があり、圧迫できない方は撮影を中止することもありますので事前に相談してください。 - 乳房が小さいと撮影できない?と聞いたことがありますが???
→ 最近の機械の性能と撮影技術の向上により、乳房の大きさによって撮影ができない等の問題は解消されていますので、安心して受診してください。
検診項目と料金、お申し込みについて
検診項目
マンモグラフィ
料金
39歳以下の方 1方向 4,950円(税込)
40歳~49歳の方 2方向 6,050円(税込)
50歳以上の方 1方向 4,950円(税込)
40歳~49歳の方 2方向 6,050円(税込)
50歳以上の方 1方向 4,950円(税込)
人間ドックのお申し込み
JA北海道厚生連 網走厚生病院 健康推進課
電話(代) 0152-43-3157
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