北海道厚生農業協同組合連合会JA北海道厚生連

ASHRAE Technology Award は、居住者の快適性、室内空気質、および省エネルギー分野での革新的な計画、設計やコミッショニングプロセス に関する業績、また、画期的な省エネルギー性能や地球温暖化防止に貢献する技術開発を達成した冷凍機や空調機に関するASHRAE会員による優れた業績を表彰することを目的としています。

今回「帯広厚生病院」は新築医療施設部門で第1位となり、今年の1位受賞の10件の中から最優秀賞に選出して頂きました。

アメリカ冷凍暖房空調学会（American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers）は、暖房、換気、空調、冷凍などに関わるあらゆる個人や団体のための国際的学会。全世界に約55,000名の会員がおり、本部はジョージア州アトランタにある。

The Overall Engineering Award of Excellenceとは

業務用建築、公共建築（教育施設または他用途施設）、医療施設、産業施設、集会施設、住宅の6部門と各部門の新築、既築、省エネ・コミッショニングの3つのカテゴリーでの各1位受賞者の中での最優秀賞。

【受賞評価対象】

多くの医療施設では年間を通じて給湯加熱や冬季の暖房用の温熱源を必要としている一方で、電気室や医療機器や冷蔵庫等から生じる冷房排熱を大気に放出しています。今回帯広厚生病院で採用したシステムは、これらの冷房排熱を回収して温熱を供給することで大幅なガス燃料消費量削減を実現しました。CO2排出量の抑制に成功し、脱炭素社会の実現に貢献できる技術であることを証明した点がカーボンニュートラルを目指すアメリカや世界の人達にも評価され、ASHRAEの最優秀賞受賞に繋がりました。