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MRI検査

  MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査は、強い磁場を有する筒状のトンネルに身体を入れて、磁力と電磁波を使って体内の様子を画像化する検査です。
 色々な角度の断面を画像化することができ、脳、脊髄、関節、腹部臓器、骨盤内蔵器、血管、皮膚といった病変を摘出することができる検査です。MRI検査の特徴としては、放射線被ばくがないことが挙げられます。ただし、身体の動きに弱い検査となりますので、検査中は動けません。
 その他の特徴として、狭いトンネルの中で検査を行うこと、装置から大きな音がすること、金属製品を持ち込むことができないなどが挙げられます。

使用装置

 Philips 社製 Achieva 1.5T MRI装置(アップグレード SmartPath to dStream)
PHILIPS社製

MRI装置

 2023年2月にMRIが更新されました。代表的なものを以下に示します。
①フルデジタル化により高速化ないし高画質化
 アナログからフルデジタルへ一新されました。それにより最大40%の信号強度の向上により、更なる高画質化、短時間の撮像が可能となりました。また、高い均一性により、ムラの少ない画像となります。
MRCP画像

左:Analog       右:Digital       左:Analog      右:Digital

 どちらもデジタルの方が滑らかな画像であり、信号強度も高いものとなっています。
MRI2

左:Analog                   右:Digital

検査の流れ

1.検査受付
 当院のMRI検査は予約制となっております。検査準備等がございますので、予約時間の10分前に各科外来へお越しください。

2.検査
 更衣後、MRI検査を安全に受けていただくために問診を行います。検査や体内金属に関してご不明な点は、その際にお申し出ください。
 検査中は円筒状の装置内に入り、検査が始まると工事現場にいるような大きな音がするためヘッドフォンを装着して検査を行います(耳栓での対応もできます)。
 ※検査時間は検査部位や内容により異なりますが、約20分~1時間程度です。

MRI検査の注意事項

 1.下記に当てはまる方は、検査を受けられないことがありますので、主治医および検査担当者に必ずお申し出ください。

 ○心臓ベースメーカを埋め込んでいる方
 ○人工内耳、人工中耳の方
 ○3週間以内に内視鏡止血クリップを使用された方
 ○MRI検査非対応の脳動脈瘤クリップが入っている方
 ○人工心臓弁の手術を受けられている方(年代不明の場合)
 ○金属の義眼底の方
 ○外傷などによる材質不明の体内金属がある方
 ○閉所恐怖症の方(狭いところが苦手な方)

 ※体内金属、磁性体が体内に挿入されている場合は、検査可能か不可かの判断のために、手術をされた医療機関に問い合わせをお願いする場合があります。

2.その他の注意事項
 MRI検査は動きに弱い検査になります。検査中は体を動かさないようにご協力ください。検査部位によっては呼吸の合図により息を止めて頂くこともあります。

検査内容によっては、食事制限をしていただく場合があります。
 ・腹部MRI検査(肝臓・胆のう・膵臓・MRCPなど)を受けられる方 

最終更新日:2024年04月01日

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