医療費について
C型肝炎と診断され、IFN治療の導入を決めた患者さんの医療費の参考例をご紹介します。
※あくまでも参考例であり、薬の量、種類などにより個人差が出ることをご了承ください。
※あくまでも参考例であり、薬の量、種類などにより個人差が出ることをご了承ください。
(参考例)
IFN治療を導入すると、入院また、月々の診療代など、高額な医療費がかかってきます。次に、医療費助成の制度についてご紹介します。
IFN(ペグインターフェロン80μg)を週1回と 1日リバビリン600mgを投与した場合 入院費(10日間の入院で肝生検を含む) およそ450,000円(10割) 月々の医療費 およそ210,000円(10割) |
IFN(ペグインターフェロン150μg)を週1回と 1日リバビリン800mgを投与した場合 入院費(9日間の入院で肝生検を含む) およそ480,000円(10割) 月々の医療費 およそ320,000円(10割) |
IFN治療を導入すると、入院また、月々の診療代など、高額な医療費がかかってきます。次に、医療費助成の制度についてご紹介します。
1.国の医療費助成制度
2008年4月1日よりC型肝炎の根治を目的として、IFN治療に対する医療費助成が開始されました。
1)助成の対象
- C型肝炎の根治を目的としてIFN治療を受ける方。
- 過去にIFN治療を行った方が、再びIFN治療を行う場合。
2)助成額
IFN治療にかかる薬剤費、診察費、入院費など、自己負担の上限に応じて(下記参照)、残りの費用を国と自治体(都道府県)が負担します。助成期間は原則1年間とされていましたが、一部の患者さん(一定の条件を満たし、PEG-IFN+リバビリンの併用療法の延長投与72週間の投与が必要と認める者)には1年6ヵ月に延長することが認められています。
世帯の市町村民税課税年額 | 自己負担の上限額(月額) |
235,000円未満 235,000円以上 |
10,000円 20,000円 |
2.ウイルス性肝炎進行防止対策
北海道では、ウイルス性慢性肝炎の肝硬変の進行や肝がんの発生防止の目的で、ウイルス性肝炎(B型・C型)のうち、慢性肝炎・肝硬変・ヘパトームの一定の基準を満たす対象者に医療助成を行う制度があります。
患者さんが負担する限度額は、
医療機関毎に 入院 44,400円(月額) 外来 12,000円(月額) 保険調剤なし 市町村民税非課税世帯の方は自己負担なし |
3.高額医療制度について
高額医療制度とは、同じ病院や診療所で支払った1ヵ月の医療費が、一定の限度額を超える場合には、手続きをすることでその額が戻ってくるという制度です。これは、年齢・所得によって限度額に違いがあるので、病院医事課やMSWに相談してみましょう。
※医療費助成制度は毎年更新されるものであり、今回は平成22年度の現状で説明させていただいておりますのでご了承ください。(詳細は医事課事務窓口または医療相談室でご説明させていただきます)。
※医療費助成制度は毎年更新されるものであり、今回は平成22年度の現状で説明させていただいておりますのでご了承ください。(詳細は医事課事務窓口または医療相談室でご説明させていただきます)。