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胃腸について

胃(および十二指腸)

胃の病気は胃炎から胃潰瘍、胃癌にいたるまで様々です。

潰瘍の診断には内視鏡またはバリウム検査が必要です。診断がつけばたいていの場合、飲み薬で治すことが出来ます。ただし胃潰瘍や十二指腸潰瘍が治るには6週間から8週間位はかかりますので、決められた量の薬を指定された期間きちんと飲んで下さい。アルコールは厳禁です。

また薬を止めてよいかどうかの判断を胃カメラ検査で行う場合がありますので、主治医の説明をよく聞いて下さい。

胃癌は依然として日本人に多い癌の一つとされています。特徴的な症状がないどころか症状がまったく何もないことのほうが多いため、早期発見には定期的な検査が必要です。健康診断の胃バリウム検査か胃カメラ検査を毎年受けるようにしましょう。

大腸

日本でも急増しているのが大腸の病気です。とくに大腸ポリープと大腸癌がその代表です。これには食生活の欧米化が関係していると考えられています。

大腸ポリープは
(1)食事が肉食にかたよっている人、(2)タバコを吸う人、(3)アルコールをよく飲む人、(4)運動不足の人に多いとされていますが、詳しい原因はよくわかっていません。

大腸癌もポリープと同様に急速に増加してきた病気です。健康診断で行われている便の潜血反応検査は、便に混じってくるわずかな血液を検出する検査です。
大腸癌を効率よく発見するために考え出されたものですが、仮に進行癌があったとしても、たまたま検査をしたときに癌から血が出ていなければ異常なしと判定されてしまいます。

したがって便潜血検査に関係なく時々は大腸カメラやバリウムによる精密検査を行った方がよいことが分かっています。大腸癌も早いうちは症状がありません。
癌を早く見つけるためにも定期的に精密検査を受けるようにしましょう。

炎症性腸疾患

お腹のかぜに代表される急性(胃)腸炎と慢性の腸炎があります。急性の腸炎の多くは短期間で自然に治ってしまうことが多いのですが、発熱や激しい下痢のために体力を消耗してしまった場合や、水や食事が十分に取れない場合、血便が出た場合には必ず病院に掛かって下さい。

とくに小さなお子さんとお年寄りは要注意です。また症状がなかなか良くならないときにはその原因を調べなければなりませんので主治医の指示に従って下さい。

慢性の腸炎の中には、難病とされている潰瘍性大腸炎とクローン病や、全身性の病気(例えばベーチェット病など)の腸病変があります。
症状は様々ですが、とくに10代から20代の若い人でお腹のかぜに似た症状がいつまでも治らない場合、下痢や下血、粘液状の便が度々認められる場合、お腹の症状とは一見関係のない皮膚の異常や口内炎が腹痛や発熱とともに出てきた場合には必ず専門医に相談するようにしましょう。

最終更新日:2011年05月28日

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