がんゲノム医療連携病院
ゲノム医療を必要とするがん患者さんが、全国どこにいても、「がんゲノム医療」を受けられる体制を構築するため、厚生労働省は全国に「がんゲノム医療中核拠点病院」を13箇所、「がんゲノム医療拠点病院」を32箇所指定し、「がんゲノム医療連携病院」を206箇所公表(令和5年8月1日時点)しており、当院も「がんゲノム医療連携病院」のひとつとして指定されています。
がんゲノム医療とは
がんゲノム医療とは、多数の遺伝子情報を網羅的に一括検査(「がん遺伝子パネル検査」)して遺伝子変異を見つけ出し、その結果をもとに、その患者さんに最も効果が高いと期待できる薬剤を選んで治療をすることを可能とする医療で、「がんゲノム医療中核拠点病院」を頂点として「がんゲノム医療拠点病院」「がんゲノム医療連携病院」が協力して行う医療です。
当院の役割
札幌厚生病院は、北海道大学病院(「がんゲノム医療中核拠点病院」)と協力しながら、必要とする患者さんにがんゲノム医療が届けられるよう体制整備を進めてきました。2021年4月より「がんゲノム医療連携病院」の指定を受け、2021年11月から保険診療のもとがん遺伝子パネル検査を行っています。患者さんが、より良い医療が受けられるよう主治医を中心に関係職種が連携し支援していきます。
遺伝相談科について
がんゲノム医療を行うために、当院では各科の医師が連携して遺伝子学的検査や相談・治療にあたりますが、その窓口として「遺伝相談科」を設けております。詳しくは下記をご覧ください。