JA北海道厚生連旭川厚生病院

当院では、約2,000品目の医薬品を取り扱っております。その中には多くの患者さまが使用する薬から1名の患者さまに限定して使用する薬までさまざまな種類の薬があります。そのため、在庫管理では、日々の医薬品の使用量および在庫量を把握し、正確かつ迅速に供給できるよう努めています。購入後は北海道厚生連統一の「在庫管理システム」を用いて入庫管理を行い、検品時には納品書と照合して検品を行っています。

　注射薬の調剤では、注射薬処方箋に基づいて行われます。処方箋には薬剤の種類、量などが記載されています。注射薬の払出業務はアンプルピッカー（注射薬自動払出システム）を使用しています。アンプルピッカーから注射薬と共に処方箋、ラベルがトレーに搬出されます。払い出された注射薬は薬剤師によって、投与量・投与経路・投与速度・投与時間・配合変化などの確認（鑑査）を行います。特に、注射薬を調剤するときの注意点として、配合変化（2種類以上の注射薬を混ぜてしまうと、色が変わったり、薬の効果が落ちてしまうこと）がありますが、薬剤師と同時に配合薬品自動チェック機能を活用し、より確実な処方鑑査を行っております。アンプルピッカーの導入により取り揃え業務の軽減や、注射薬の取り間違い防止にも役立っています。