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医療機能

全手術件数

  • 急性期病院として多くの手術を安全・確実に遂行することは重要な課題です。外科医、麻酔科医、看護師 手術室等のリソース(人的資源)は有限ですが、限られたスタッフと場所で効率的な運用をし、いかに手術件数を確保できるかが重要です。手術スタッフ、設備、手術時間等の効率的な運用を総合的に判断する指標です。
  • 全手術件数,平成26年度6758件,平成27年度6973件,平成28年度6486件,平成29年度7081件,平成30年度6554件
  • 医療技術の進歩、手術の適用範囲の拡大に伴い、手術を受ける患者さまは増加傾向にあります。特に患者さまのQOLに配慮した低侵襲の鏡視下手術は増加しており、長時間の手術となるものも少なくありません。現実的にスタッフや場所は限られていますが、効率的に運用できるよう配慮しています。
  • 当項目は実数にて算出しております
  • K920(輸血)以外の手術(※Kコードに限る)の件数。手術室以外で行われた、内視鏡的手術・心臓カテーテル治療等も含みます。ただし複数術野の手術等、一手術で複数のKコードを持つ場合も合わせて1件とします。算出に際しては、各病院で管理実態が異なるため手術台帳等ではなく、診療報酬算定件数を用います。※Kコード:診療報酬点数表の診療行為のうち、手術・処置の領域に割り当てられたコード。1桁目をKとしているためKコードと呼ばれる。

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手術全身麻酔件数

  • 全身麻酔と局所麻酔では、手術のための麻酔としては同じですが、患者さまへの侵襲や麻酔にかかわるスタッフの負担は大きく異なります。ここでは麻酔科医が担当する手術全身麻酔件数を高度な診療の実施を表す指標として掲示します。体位等により、一手術中に複数の「LOO8マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔」が診療報酬算定されますが、一連の麻酔で1件とします。
  • 手術全身麻酔件数,平成26年度2688件,平成27年度2727件,平成28年度2698件,平成29年度2813件,平成30年度2821件
  • 当院では、外科系手術全般の全身麻酔を麻酔科医師が行なっています。高齢化に伴い手術全身麻酔件数も増加しています。日々進歩する手術方法や各種の合併症を持つ患者さまに対応できるよう術前に十分協議を行い、安全で快適な麻酔を目指しています。手術全身麻酔件数は今後さらに増加すると考えられます。さらにマンパワー、手術室の拡充を行い、高度・安全・良質の手術が提供できるよう努力していきます。
  • 当項目は実数にて算出しております
  • 算出に際しては各病院で管理実態が異なるため麻酔台帳等ではなく診療報酬算定件数を用います。

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緊急帝王切開数

  • 分娩中におきる胎児異常や分娩停止から、急きょ帝王切開に変更する場合(院外からの緊急搬送も含む)に備えて、常に帝王切開を行うための準備が必要です。緊急帝王切開数は、緊急で帝王切開を行える医師・助産師スタッフの技術力、設備、産科・NICU(新生児特定集中治療室)の機能の高さを表わします。
  • 緊急帝王切開数,平成26年度88件,平成27年度86件,平成28年度84件,平成29年度77件,平成30年度103件,帝王切開総数,平成26年度192件,平成27年度191件,平成28年度192件,平成29年度193件,平成30年209件
  • 当院は道北地区の総合周産期母子医療センター認定病院として、医師・助産師・看護師等のスタッフが協力し周産期医療の充実に力を注いでおります。今後も引き続きハイリスク妊娠に対する適切な母児管理を行い、産婦人科・小児科が共働して妊産婦および新生児の生命・健康を守っていきます。
  • 当項目は実数にて算出しております
  • 「K898帝王切開術1-緊急帝王切開」診療報酬算定件数割合ではなく実数として評価します。

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NICU出生体重別入院患者数

  • 出生時体重が1,500g未満の新生児を極低出生体重児と言い、NICU(新生児特定集中治療室)における管理・人工呼吸器・点滴や管からの栄養管理など、特別な治療が必要となります。そのため、高度な設備と技術力のあるスタッフを24時間体制で配置する必要があり、極めて重症度の高い周産期の患者さまを受け入れていることを表します。
  • 1000g未満平成26年度9,平成27年度10,平成28年度9,平成29年度6,平成30年度7,1000g~1500g未満平成26年度13,平成27年度13,平成28年度9,平成29年度11,平成30年度17,1500g~2000g未満平成26年度29,平成27年度23,平成28年度29,平成29年度29,平成30年度25,2000g~2500g未満平成26年度88,平成27年度93,平成28年度63,平成29年度80,平成30年度65,2500g以上平成26年度212,平成27年度202,平成28年度204,平成29年度261,平成30年度269
  • 当院は上川中部だけでなく道北地区の新生児医療及び小児救急医療の中心として、子供達の健やかな成長を医療面から支えています。また、産科医院勤務の看護師・助産師、および救急隊員を対象とした新生児蘇生講習会などを通じ、地域における新生児医療を取り巻く環境向上にも積極的に働きかけを行っています。平成28年、1,500g未満の極低出生体重児は18名で全例が当院の院内出生でした。ご紹介いただいた各産科施設におけるハイリスク妊婦への適切な対応により、母体搬送・院内出生へ、更には早期の当院産科外来への紹介へと移り変わっていることの証であると考えられます。
  • 当項目は実数にて算出しております
  • NICUに入院した患者の出生体重による分類(院内出生児だけでなく、搬送された児も含む)

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救急車受け入れ台数

  • 平成22年度の診療報酬改定では、救急搬送受け入れの中心を担う二次救急医療機関を評価している救急医療管理加算・乳幼児救急医療管理加算について、評価が引き上げられました。限られたスタッフと場所で効率的な運用を総合的に判断する救急医療の指標の1つとして救急車受け入れ台数があります。
  • 救急車受け入れ台数,平成26年度2137件,平成27年度2046件,平成28年度2157件,平成29年度2133件,平成30年度2470件
  • 当院は上川中部地区の病院群輪番制・第2次救急医療機関の一つとして、また小児救急医療拠点病院として救急医療を積極的に行っております。限られたスタッフと場所で効率的な運用し高度・安全・良質の医療が提供できるよう努力していきます。
  • 当項目は実数にて算出しております
  • 救急車受入台数

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地域がん診療連携拠点病院としてのがん登録件数

  • 地域がん診療連携拠点病院は、院内がん登録数についてがん種別件数毎にホームページ等で情報公開に努めている事となっており、当院について2007年より入院症例、2009年より入外症例を登録しており実績は下記のとおりとなっております。
  • 2018年局剤部位別症例数、口唇口腔及び咽頭24例、消化器662例、呼吸器及び胸腔内臓器179例、骨、関節及び関節軟骨0例、造血系及び網膜内皮系34例、皮膚37例
  • 2018年局剤部位別症例数、末梢神経及び自律神経系0例、後腹膜及び腹膜4例、結合組織、皮下組織及びその他の軟部組織4例、乳房123例、女性性器158例、男性性器130例
  • 2018年5大がんのみ再掲、胃174例、大腸254例、肝48例、肺161例、乳房123例、提出合計760例
  • 国立がん研究センターへの院内がん登録実務研修の中級者研修受講済みが1名、初級研修者受講済みが1名いる中でのがん登録となっており、全国の地域がん診療連携拠点と比べても平均以上の件数となっております。尚、予後調査にも初期の2007年3年予後調査より協力し実施しております。
  • 当項目は実数にて算出しております
  • 国立がん研究センターの標準登録様式に基づき実施している。

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クリニカルパス適用率

  • クリニカルパス(以降、パスという)とは、病気ごとにその治療や検査等を効率良く組み合わせた予定表のことを言います。パスの目的は、「医療の標準化」や「チーム医療の推進」などがあげられますが、パスを適用する患者さんにもこの予定表をお渡し、退院に至るまでの治療経過や治療内容を理解してもらう事で、より円滑な医療提供を図る事ができます。
  • クリニカルパス適用率,平成26年度23.6%,平成27年度26.9%,平成28年度31.0%,平成29年度31.5%,平成30年度31.2%
  • 当院ではパス委員会を中心に院内のパスの普及・推進を図っており、適用率は約30%前後と低い結果となっておりますが、パスを適用した患者さんの情報(バリアンス情報)を収集し、パスを改善する取り組みにも力を入れ、よりよい医療の提供を目指しております。
  • クリニカルパス適用率=新入院患者数÷クリニカルパス適用患者数
  • クリニカルパス適用率

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チーム医療

  • チーム医療とは一人の患者に複数のスタッフ(医療専門職)が連携して、治療やケアに当たる事をいいます。当院でも複数のチームが存在しており、多種多様なスタッフが各々の高い専門性を活かし患者さんの状況に的確に対応した医療を提供しています。
  • 平成30年度褥瘡発生率0.8%,NSTチーム回診件数275件,緩和ケアチーム介入件数457件、排尿ケアチーム介入件数161件,感染対策チーム尿道留置カテーテル関連尿路感染率0.48‰,中心静脈カテーテル関連血流感染率0.39‰
  • チーム医療の理念には、チーム医療の推進、各専門的スタッフのより高い知識・技術の習得、患者情報の共有、そして何よりも患者さんを中心とした医療の推進といったものがあり、当院も時にはこのチーム間で協力しつつ、今後ともチーム医療に力を注いでいきます
  • 褥瘡チームは褥瘡発生率の数値を引用しております、回診件数と介入件数は実数にて算出しております。尿道留置カテーテル関連尿路感染率=尿道留置カテーテルを使用した患者における尿路感染の数/尿道留置カテーテル使用日数の合計)×1000,中心静脈ライン関連血流感染率=(中心静脈ラインを使用した患者における血流感染の数/中心静脈ライン使用日数の合計)×1000

最終更新日:2024年07月23日

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