医療法人社団 博彰会は、旭川市最北端に位置する99床の有床病院であり、内科全般における医療・介護で地域医療に貢献したいと考えております。
開設当初から糖尿病登録患者数は約7,000名以上の実績があると共に、内視鏡検査を完備した主に消化器科の医療サービスを提供してきましたが、2021年から気管支喘息や、タバコによるCOPDをはじめとする「長引く咳外来」および、就寝中に息が止まる「睡眠時無呼吸症候群」にも力を入れるようになりました。市内でも珍しい、モストグラフや、FeNOといった呼吸器診断検査機器、あるいは、睡眠時無呼吸症候群を診断する終夜睡眠ポリソノグラフィーを駆使し、より正確で、適正な治療を提供いたします。もちろん、心臓・血管・腹部エコーも常備し、迅速に検査できるため、病気の早期発見に努めており、拠点病院である旭川厚生病院との連携し、高度医療へのバトンタッチも速やかに行うよう心がけております。
一般的に医療機関には役割があり、高次医療機関では高水準の医療を行い、沢山の方がその恩恵を受けることを待ち望んでいます。一方、高度医療がひと段落したものの、在宅に移行するにはもう少し時間を要する場合があるのも事実です。そこで、当院の様な医療機関が出番となるのです。当院では整形外科医療機関とは異なる、内科疾患によって運動機能が低下した方や、脳血管障害後遺症の方を対象とした、いわゆる内科リハビリを積極的に行っており、ご自宅への退院のお手伝いをさせていただいております。また、その後のフォローも訪問診療・訪問看護といった在宅医療サービスにも力をいれており、さらに在宅と病院の丁度中間地点に相当する介護医療院も併設しております。つまり拠点病院と連携して、①病気は早く見つけて、②一日でも早く無理のない自宅への退院、を目指しているのが信条です。
しかしながら残念なことに、自宅へは帰れない病状・疾患もあるのも現実です。そこで当院では、急性期病棟以外に、事情により帰宅はかなわないものの、完治されない疾患を患った方を対象とした療養病棟も完備しております。そこでは出来るだけ安心・安楽な療養生活を送っていただけるようスタッフ一同、心がけております。
この様に、当院では「高次拠点病院」と「在宅」の、架け橋的な医療を提供しておりますにで、何卒よろしくお願い致します。