JA北海道厚生連帯広厚生病院

　小児科には7名の常勤医師がおり、周辺の医療機関、自治体、教育機関と連携を図りながら十勝の小児医療の中心的役割を果たすべく、日々診療に当たっています。

　外来は感冒などの一般的急性疾患はもとより、慢性疾患は特殊外来を設定して診療にあたっています。日本小児科学会専門医5名が常勤しており、うち1名は小児循環器学会専門医、1名は小児神経学会専門医、1名は新生児医学会専門医であり、各分野での専門的な医療を提供可能であり、その他にも血液、内分泌、免疫、腎臓、遺伝の疾患については大学病院や専門病院から各専門医を招聘し、それらの分野に関しても専門的な医療を受けられます。

　神経外来では、てんかん治療のひとつである迷走神経刺激装置の調節・管理も行っています。また、全妊婦様を対象に胎児心エコー・スクリーニングを実施しています。循環器疾患に関しては速やかな診断に基づき、術前、術後管理、不整脈や心不全の管理を行っています。

　入院病棟では急性期疾患、慢性疾患、新生児疾患のいずれにも対応可能で、新生児病棟は2010年より総合周産期母子医療センターの認定を受け、2019年からはNICU9床、GCU9床で稼働しています。脳機能評価の可能な新生児脳波測定機器（aEEG）を導入し、低体温療法など、重症新生児疾患の対応も可能です。出生前から何らかの問題が予測されてるようなお母様と赤ちゃんについては、最良の状態でお誕生を迎えられるように予め産科および関係各科と毎週カンファレンスを行っております。