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膝のけがについて 前十字靱帯、半月板に対しての取り組み(スポーツ外傷)

前十字靱帯損傷


膝を強くひねった場合、膝内部の靱帯損傷が生じることがあります。スポーツにおける膝の損傷の中で最も多いものが前十字靱帯損傷になります。
前十字靭帯は膝の安定性を保持するためにとても重要な靭帯です。前十字靱帯損傷は適切に治療しないと、膝崩れが出現し、二次的に軟骨損傷や半月板損傷を生じます。放置した場合、変形性膝関節症へと進行する可能性があります。このため、前十字靭帯損傷を受傷した場合は手術治療をお勧めします。

前十字靭帯再建術
前十字靱帯は治癒能力が低いため、再建術の適応になります。前十字靭帯再建術は、膝の屈筋腱を用いて再建する手術です。
膝の内側にある腱(ハムストリング)を採取して移植靱帯を作成し、大腿骨、脛骨に骨トンネルを作成し靱帯を移植します。
当院では、怪我をする前の状態に近い形で再建が可能な二重束再建を行っております。



前十靭帯損傷に対するリハビリテーション
前十靭帯損傷の治療には術前、術後のリハビリテーションが非常に重要です。
手術後は徐々に歩行訓練や筋力訓練を行い、術後2週間程度で退院を目指します。退院後は通院でのリハビリテーションを継続していただき、術後2か月程度、装具を用いて移植した靱帯を保護します。
移植靱帯の生着には10か月程度要します。筋力の回復や、競技動作の確認を行い、術後8か月程度でのスポーツ復帰を目指します。

半月板損傷
半月板損傷に対しても積極的に手術治療を行っています。半月板は損傷した部位によって治癒力が変わります。一般的に半月板の辺縁部は血流があるため、縫合により治癒する可能性があります。



半月板縫合術
半月板損傷の形態や場所によって治る見込みは変わりますが、損傷の状態を見極め、できるだけ半月板の温存を試みております。
半月板縫合術(術中所見)





半月板切除術
半月板の血流のない部位や、受傷から時間が経ってしまっている半月板損傷に対しては部分切除術を行っています。

膝関節の靭帯損傷、半月板損傷に対して適切な手術、リハビリテーションを行いできるだけ怪我する前の状態まで回復できるよう最善を尽くします。

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最終更新日:2020年12月23日

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