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X線TV検査

X線TV検査とは 

東芝社製X線TV検査装置

東芝社製:ZEXIRA 2台

 X線TV検査とは、X線を使用して、体内の臓器の様子をリアルタイムに観察しながら、病気の診断や治療を行う検査です。また、
造影剤を使用することで体内臓器(消化器、尿路系、婦人科系、関節、脊髄等)の形状や動態の観察ができます。
  当院では、4台のFPD搭載型デジタルX線TV装置が稼働しています。従来までのフィルム方式のX線TV装置と比べ、少ない被ばくで、より高画質な画像を得ることが可能になり、診断能の向上に寄与しています。

左の画像は東芝社製X線TV検査装置。右の画像は島津社製X線TV検査装置。

 東芝社製:Ultimax(Cアーム多目的)  島津社製:Sonialvision(トモシンセシス搭載)

トモシンセシス
 トモシンセシス(Tomosynthesis)は,Tomography(断層)とSynthesis(合成,統一)の2つの意味から作られた造語であり,1回の断層撮影で任意の高さの裁断面を再構成する撮影技術です。このため、視点を変えて画像を診ることができ、重なりの多い部分においても、
関心部分を見つけ出しやすくなります。当院では、整形系・耳鼻科系に利用しています。

当院のTV検査

○消化管造影
  食道、胃、小腸、大腸

○消化器系
  内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
  食道静脈瘤硬化療法(EIS)など

○泌尿器
  排泄性腎盂造影検査(DIP、IVP)
  膀胱造影検査(CG)
  排尿時膀胱造影検査(VCG)
  尿道膀胱造影検査(UCG)
  逆行性腎盂造影検査(RP)など

○婦人科系
  子宮卵管造影検査(HSG)
  チェ-ンCG検査など
  整形
  関節腔造影検査、脊髄腔造影検査
  透視下脱臼・骨折整復術
  動態(関節の動きを調べる)検査など

○その他
  術後の瘻孔の管理
  透視下気管支鏡
  各種カテーテルの挿入・交換・造影など 

画像紹介

内視鏡的逆行性胆管膵管造影

内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
造影剤を使用し、胆管と膵管を描出します。狭窄や病変があれば、そのまま治療を行うこともあります。

注腸X線検査画像

注腸X線検査
内視鏡治療や外科的手術のために、造影剤を使用し、病変の位置や大きさ、性状を評価します。

小腸X線検査画像

小腸X線検査
口からバリウムを飲んでもらい、検査を行います。
病変の性状や全体の位置などの確認します。
当院ではFPDにより、全体像を一度に撮影可能となりました。

最終更新日:2023年05月09日

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