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核医学検査 画像診断・検査について(患者様向け)

核医学検査とは

 微量の放射線を出す薬である放射性医薬品を利用して行う検査を核医学検査といいます。体の中に 入った放射性医薬品はある特定の臓器や病気の場所に集まる性質があり、検査目的に応じて30種類以上の中から使い分けています。投与された放射性医薬品が目的の臓器や病気の場所に集まったところを体の外側から専用のカメラで撮像することで臓器や病気の状態を調べます。核医学検査では使用する薬の種類によりSPECT検査とPET検査に分かれます。
  • SPECT検査装置

    SPECT検査装置

  • PET検査装置

    PET検査装置

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SPECT検査

検査の流れ
注射を行う処置室の様子

注射を行う処置室の様子

 (処置室)
①検査説明、問診
 まず検査について説明します。検査内容によっては食事内容に制限があるため、正確な検査が可能か確認します。
  
②放射性医薬品の注射
 検査目的に対応した放射性医薬品を静脈注射します。
 
検査室
 (検査室)
③撮影開始
 検査内容によって静脈注射後から撮影までの時間に違いがあります(投与直後~投与後3日後等)。撮影中は検査台の上で安静にしていただきます。
(撮影時間は検査内容により約15分~1時間)
 
検査の安全性
 私たちは日常生活の中でも大地や宇宙、食事などから放射線を受けながら生活しており、1年間あたり約2.4mSv程度の被ばくを受けています。放射性医薬品投与による被ばくは使用する薬剤により異なりますが、およそ1~15mSv程度といわれています。投与された薬から放出される放射線は時間とともに少なくなり、尿や便に混じって体外に排出されますので身体への影響は心配ありません。また、投与量が少ないため、副作用はほとんどありません。

※詳しくは関連学会のホームページを参考としてください。
検査の注意点
・RI検査説明用紙の薬剤投与時間に遅れないようにお越しください。時間が経過すると放射性医薬品の効果が低くなり、正確な検査ができなくなる可能性があります。
・検査によっては食事や服薬に制限のある場合があります、医師の指示に従ってください。
・使用する薬剤は検査を受ける方の体格や検査目的に合わせて注文しているため、検査に来られない場合は検査前日の12時までに連絡をお願いします。(連絡先:帯広厚生病院 0155-65-0101)
・重度の閉所恐怖症の方、30分間安静を保てない方は検査ができない場合がありますので主治医にご相談ください。
 
検査当日の流れ
  外来受診の方
→医師により必要に応じで検査予約されます。検査当日は正面エントランスにて受付後「17番核医学 検査・放射線治療受付」にお越しください。検査終了後、診察がある場合は各ブロックへ、診察その他の検査がない場合は「3番料金計算窓口」へ向かってください。
 高額医療機器共同利用の方
→Dブロック放射線科外来にお越しください。検査説明、問診、同意書の記入等手続きを行います。手続き完了後、検査室にご案内いたします。検査終了後は外来基本票ファイルを受け取り、「会計5番窓口」へご提出、「10番自動支払機」にて会計を済ませてください。検査結果はおおよそ1週間で郵送いたします。(レポート・画像CD-R等)

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PET/CT検査

PET/CT検査とは
 PET検査はがんなどの悪性腫瘍や炎症が、正常組織に比べ多くのブドウ糖を消費するという性質を利用した検査です。ブドウ糖に近い成分の放射性医薬品(FDG)を投与し、がんなどに取り込まれたFDGが出す特殊な放射線をPET装置で撮影します。位置を正確に知るため、同時にCT撮影も行い、PETの画像と重ね合わせて表示します。
PETCT検査
PET/CT検査の流れ
FDG注射を行う処置室の様子

FDG注射を行う処置室の様子

 (処置室)
①検査説明、前処置の確認
 まず検査について説明します。検査は食事に制限があるため、正確な検査が可能か確認します。
(※ブドウ糖の摂取により、病変が発見しにくくなります。)
 
②準備、FDGの注射
 着替え、血糖値、身長、体重の測定等を行い、FDGを静脈から注射します。
リクライニングソファーを完備

リクライニングソファーを完備

 (安静室) 
③安静
 注射後はFDGが全身にいきわたるまで、約45分間安静にします。
(※筋肉を使用すると薬が病気の場所ではなく 筋肉に集まるため、安静中はスマーフォンの操作や腕組、足組はご遠慮ください。)
広々としたバリアフリートイレ

広々としたバリアフリートイレ

 ④排尿
 FDGは尿中に排泄されるため、撮影の直前にトイレに行っていただきます。
検査室

※検査中はスタッフがそばにいますので気軽にお声がけください。

(検査室)
⑤撮影
 PET/CT装置で撮影します。撮影時間は約30分です。撮影終了後、場合により追加撮影をする場合があります。
 
PET/CT検査の注意点
・RI検査説明用紙の薬剤投与時間に遅れないようにお越しください。時間が経過すると放射性医薬品の効果が低くなり、正確な検査ができなくなる可能性があります。
・使用する薬剤は検査を受ける方の体格や検査目的に合わせて注文しているため、検査に来られない場合は検査前日の12時までに連絡をお願いします。(連絡先:帯広厚生病院 0155-65-0101)
・重度の閉所恐怖症の方、30分間安静を保てない方は検査ができない場合がありますので主治医にご相談ください。
・絶食期間中、糖尿病の内服薬は医師の指示のもと中止してください。その他の薬に関しては主治医にご確認ください。
 
検査の安全性
 PET用の放射性医薬品であるFDGは半減期が約110分と非常に短く、すぐに放射能が減衰します。FDGによる被ばくはCT検査と合わせて約8.5mSv~17.5mSv程度です。投与された薬から放出される放射線は時間とともに少なくなり尿に混じって体外に排出されますので身体への影響は心配ありません。また、投与量が少ないため副作用はほとんどありません。
 
※詳しくは関連学会のホームページを参考としてください。
検査当日の流れ
外来受診の方
→医師により必要に応じで検査予約されます。検査当日は正面エントランスにて受付後「17番医学検査・放射線治療受付」にお越しください。検査終了後、診察がある場合は各ブロックへ、診察その他の検査がない場合は「3番料金計算窓口」へ向かってください。
 高額医療機器共同利用の方
→「2番紹介カウンター」へお越しください。検査室にご案内いたします。検査終了後は受付表を「指定ブロック」へ提出してください。診療明細書をお渡ししますので「10番自動精算機」にて会計を済ませてください。検査結果はおおよそ1週間で郵送いたします。(レポート・画像CD-R等)

最終更新日:2022年02月25日

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